【開発ストーリー】ミニカップケーキの冷凍配送

パッケージ開発ストーリー

ミニカップケーキの配送が11月1日からスタートしました。今回はミニカップケーキの冷凍配送について、お届けします。
レギュラーサイズの冷凍パッケージはイギリスより輸入しておりましたが、レートの変動もあり、国内産に切り替えたいと開発企業様を探しておりました。

デコレーションカップケーキは、飾りが繊細なため店舗受け取りでも移動時の振動に注意してお持ち帰りいただいております。

冷凍便は、上下左右と振動が強いトラックの配送です。環境も考慮し、はじめは紙でのパッケージを計画しておりました。手作りのためカップケーキのスポンジ部分が誤差がでることもあります。紙のパッケージの試作を何度もおこないましたが、スポンジのサイズが違うと上下運動をしてしまいカップケーキが崩れてしまう恐れがありました。はじめはミニサイズを冷凍便でお届けするためのプロジェクトでしたが、世界情勢がかわり輸入までの時間が通常よりかかる可能性があるため、レギュラーサイズから開発することになりました。

開発時には”5点のポイント”を大切に考えました。
(1)ベイキングカップはいままで通りのものが使用できること、(2)パッケージからカップケーキを取りやすいこと、(3)オーダーをイメージ通りにお届けできること、(4)今まで制限があった表現の幅が広がるようにデコレーションのサイズやクリームの高さが出せるようにすること、(5)機能的であること。

特に(1)にこだわりました。カップケーキの良さは、ケーキと違い取り分けのための包丁を使わず、フォークを使わなくても気軽に召しあがれるところ。ベイキングカップは、初期に使用していた会社が廃業したため、数社のものを検討しスポンジとベイキングカップが時間が経過しても剥がれにくく、召し上がる時に剥がれやすいものを採用しています。開発している時に「カップケーキのある文化を大切にしたいという想い」をより共有することができました。
5点を中心に考えた時に紙でのパッケージでは造形的に難しいことがわかり、断念することになりました。開発企業様と共に試作を繰り返し、現在レギュラーサイズはパッケージにたどり着けました。

ミニカップケーキは次の課題として進めておりました。当初11月はじめに届く予定でしたが、少し早めに納品となり、試験的に英語版でリリースいたしました。


左:レギュラーサイズ 右:ミニサイズ

ミニカップケーキはどんな時に使われているの?

お子様のお誕生日会、フィンガーフードとしてご利用いただいております。東京都港区という立地の関係で、インターナショナルスクールでお誕生日会ご利用や在日外国人でのパーティー、外資系企業の従業員様の誕生日会などカップケーキの文化が根付いている方のご利用も多いです。

今後は全国に配送できることにより、レギュラーサイズだと大きいと感じている方、3時のアフタヌーンティー、カジュアルなパーティーにもご利用いただけるかと考えております。